夢ブログ

カテゴリー別アーカイブ: カナダ

〜カナダの大自然に包まれて〜vol.5

こんにちはkinoko02.gif

今回も正にLUSH(ラッシュ)という単語で表現するのがぴったりなくらい

青々しくみずみずし〜い新緑に覆われたケベックの田舎から

akanismがカナダの田舎生活情報を中心にお伝えします!

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今年は例年に増して森が青々としているんだけど

実はここ2週間程雨が降ったり止んだりの繰り返しで

こんなに降って大丈夫か?!と思ってしまう程。

1ヶ月前の洪水以来、湖の水位も殆ど下がってないしね、、、

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でも草木はぐんぐんと育っていて、

ブルーベリーの花もちらほらと咲き始めてるよ。

こんなに雨が多いと今年は豊作になりそうな予感・・・♡

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さて前回のブログで紹介したゼンマイだけど

エビや他の野菜と一緒にバターで炒めてから

レモン汁と塩コショウだけで味付けしてパスタにしてみたよ。

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想像した通〜り〜の普通の味だったけど(笑)なかなか美味しかった!

 

話は変わって、、、

 

実は先週末から丁度今日まで

日本から私を訪ねて幼馴染が遊びに来てたの〜

本当に短い滞在だったけど少しモントリオールを観光したり

うちでゆっくり自然を味わってもらったり

有意義な時間を過ごせてもらえたようで良かった♡

やっぱり持つべきものは友!だね。

 

残念ながらお天気には恵まれなかったけど

モントリオールでは有名なノートルダム大聖堂に行ったり

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ショッピングで有名なセントカトリーヌストリートでお買い物を存分に楽しんでもらったり

美味しいクレープ屋さんで超巨大なクレープをがっついたりと

楽しい旅行になったよ。

 

あともう一つこれはホントに

純粋なカナダを体験してもらえたなぁ〜とすっごく嬉しかったのが

先住民の人たちのパウワウ(ダンスのお祭り)を生で見る機会があったこと。

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akanismが住んでいる場所から車で20分ほど北上したところに

アルゴンキン族に属するキティガン・ズィビ アニシナべという

先住民の人たちの居留地があるんだけど

そこで毎年行われるこのお祭りにタイミングよく参加できたよ。

 

アーバーと呼ばれる円形のあずまやの様な場所の真ん中で演奏される太鼓と歌に合わせて

老若男女がそれぞれゴージャスな衣装を身にまとって

自然や動物を表現した踊りを披露するよ。

衣装の美しさと踊りの激しさもさることながら

地面を伝って足の裏から感じられるドラム(太鼓)と

頭のてっぺんから突き刺さるかの様な魂の叫びのごとく特有の歌い声が

地球と人々の鼓動が一体になった様な気がして

私はいつも涙が出そうになるよ。

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カナダは建国の歴史においてヨーロッパ人による原住民族に対する執拗な迫害と

同化政策が行われたんだけど(これは話すとものすごく長くなるからまた別の機会に書くね)

そのトラウマなどが原因でカナダでは今日でも根強い社会問題が沢山残っていて、

日常的な差別から居留地での自殺、誘拐、レイプ、アルコールやドラッグの依存、

家庭内暴力、殺人など負のサイクルが絶えずに

深刻な問題となっているというカナダの裏の現実。

普段はそれぞれのコミュニティーや家庭で問題を抱えている人たちも

パウワウなどのお祭りや文化的儀式の際には

分け隔てなくみんな一つになって心から躍動する。

 

2008年に前ハーパー政権によって

Truth and Reconciliation Commission(真実和解委員会)というのが

やっと設立されて、

これは似た様な歴史を持つ国々でも設立されているんだけど

要するに、

かつて人々の命や自由などに対する

深刻な人権侵害が生じた過去の歴史を抱える国が

そういった過去の過ちを発見し公表することで

人々の間に過去から積み重なった軋轢を解決していくことを目的とする

政府主導の委員会。

ちなみにこれは南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離政策)が

なくなった後にも設立されたよ。

 

まだまだカナダはスタートラインに立ったばかりで

これからも何十年も何百年もかけて

先住民の人たちの心と身体と魂のヒーリングが必要な問題。

akanismは日本人だから関係ないのではなくて

今カナダという土地で生きさせてもらっているいちカナダ移民として

きちんと過去の事実を知り、

一人一人がきちんと責任を持って向き合っていかなければいけない問題である

と感じてるよ。

 

もし興味のある人は是非一度調べてみてね。

 

ということで最後は少し真面目な話になっちゃったけど

すごく大切なカナダの歴史だからね。

またちょくちょくとこの様な歴史ネタも入れていきまーす!

Have a wonderful day!

〜カナダの大自然に包まれて〜vol.4

恐怖のブラックフライシーズンが始まったケベックの田舎から

グッドモーニンッ♡IMG_2169

丁度この時期5月の終わりくらいから

6月の初めにかけて発生する

ブラックフライ。

日本語では「ブヨ」、

関西では「ブト」って呼ぶよね。

フライだからハエの仲間。

 

蚊みたいに刺してくれたらまだいいんだけど、

こいつらは皮膚を噛み切って血を吸ってくるから

ものすごくタチが悪いのだー!

だからやられた瞬間「痛っ!」って・・・。

 

ブラックフライ自体はすごく小さくて

3ミリくらいの大きさなんだけど

なんせ物凄い数がいるから、

この時期は無駄にお外でじっとしていられないよ。 IMG_2286

ちなみにカナダ人、特に田舎で育った人たちは

ブラックフライは超慣れっこで、

顔の前にブイブイ飛んでたり

耳にいっぱい停まってても普通にスルーで、

たま〜に手で振り払う程度。

恐るべしカナディアン。

 

akanismはいつも狙われて凄く噛まれるんだけど

少しアレルギー反応を起こすのか

噛まれた後の腫れが熱を持ってなかな引かなかったりするから

今は外に出るときは頭から被る防護服を着てるよ(笑)

ちなみに普通の蚊よけスプレーは効きませんー。IMG_2389

ということでこのハエと悪戦苦闘中のakanismなんだけど、

この時期だからこそ楽しめることも沢山あるんだよ。

 

まずはお花。

野生のものから自分で植えた多年性のものまで

毎日色んなところで次々と綺麗な花を咲かせてるよ。 IMG_2398

 

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↓↓↓ これは野いちごの花 ↓↓↓(と言うことはもうすぐ野いちご摘みですなぁ、、、)IMG_2399

正直、今まではちらほらとお花とかが咲いてるのを見ても

「あ、綺麗。」程度にしか感じなかったんだけど

最近はどんなに小さい花が咲いてるのを見つけても

心がほっこりして小さな幸せを感じるようになったのは

自分でも本当に不思議だなと思う。

 

野草では今はトリリアムがあちらこちらに咲いてるよ。

日本語では「延齢草(エンレイソウ)」というユリ科の多年草。 IMG_2430

ふとした時にそこに咲いてる、

私にとってはミステリアス〜なお花。

葉っぱも花びらも「3」枚づつっていうのも意味深よね、、、

 

本当かどうかは分からないんだけど

相方曰く、一度抜いたら二度と生えてこないらしい。

気をつけないとね。

 

この辺りでは白をよく見かけるんだけど

偶然赤も見つけてテンションup.gifup.gifup.gifIMG_2275

 

あと、今シーズン真っ只中なのがFiddleheads。

日本語では「ゼンマイ」で多年草のゼンマイ科・シダ植物。IMG_2264

この時期だとスーパーに行っても

生のものを買えるところもあるんだけど

うちの敷地内にこれでもかっ!ってくらい群生してるから

自分とこで摘んでみた!IMG_2282

ぐるぐる巻いてある葉が開いてきたらもうダメだから

新芽の開いてない状態のものを摘むよ。

 

ちなみにゼンマイには男と女があって

男ゼンマイを全部摘んでしまうと

次の年にそこにゼンマイが生えなくなるから

摘む時は 男ゼンマイと女ゼンマイを

最低でも1本づつ残しておくようにするらしい。

 

それにしてもこのゼンマイ、

ものすごいアク!

アク抜き作業として塩を入れたお湯で10分程度茹でるんだけど

鍋のお湯が真っ黒くろすけ!

こりゃそのまま食べたら肌荒れそう・・・IMG_2469

日本では煮物にしたり和え物にしたりするみたいだね。

美味しそう〜沢山あるからやってみよう〜

(結果は次回のブログ投稿でね♡)

 

今夜はとりあえずガーリック、バターでさっと炒めてから

パスタにでも入れてみようかな。

 

うちのワンコ(セーちゃん)の鼻からも

びろ〜〜〜んって遊んだりねkao-a03.gifIMG_2481

 

あと、これは自然の季節ものではないんだけど

akanism家では春・夏恒例のコンブチャ。

(冬は暖かいの飲むから一旦お休み。冷蔵庫で冬眠・・・)

 

え?昆布茶??

ノー。違うよ。

KOMBUCHA。

日本語では「紅茶きのこ」とも言うらしいんだけど

ここ数年また世界中で話題になっている

健康や美容にいいとされる発酵飲料。 IMG_2303

いろんな種類のお茶を使うこともできるそうなんだけど

うちではベタに普通の紅茶をお鍋で炊き出して

砂糖を溶かした後、

室温まで温度が下がったら

蛇口付きの大きめのガラス瓶に入れ替えて

そこにゼリー状の産膜性酢酸菌(マザーとかスコービーって呼ばれる)を入れて

約2週間程風通しのいい暗がりに置いておけば出来上がり。 IMG_2301

ずっとおいておくと発酵が進んでお酢みたいになるから

早めに飲んじゃうか、

無理な場合は他の容器に移して

冷蔵庫に入れておけば発酵を抑えることができるよ。

 

まあ要するにお酢を作るプロセスと一緒なんじゃないかな?!

 

味はりんご酢をソーダで割ったようなリフレッシングな喉ごしで美味しいよ!

特に夏場は気温と湿度が高い分、

成長が早くシュワシュワ〜ってなって更にグッド♪

うちではすりおろした生姜を入れたり、生姜ビールと混ぜるのがお気に入り。

 

興味のある人は一度調べて見てね。

スコービーは株分けしてもらわないといけないから

もし近くにKOMBUCHA育ててる人がいたら分けてもらえるね。

最近はインターネットでも買えると思うけど。

 

と言うことで今日はここまで。

次回もどんどん移りゆく春・初夏のカナダの様子をご紹介するのでお楽しみに!

P.S.

彩花苑の店頭には涼夏・和スイーツが並び始めてるよ〜heart01.gif

涼菓はじまりました_縦A4_POP

〜カナダの大自然に包まれて〜vol.3

Hi guys!

もしかしたら日本でも少しニュースになったかもしれないけど、akanismの住むカナダ東部では数日前から大洪水が発生していて大変な事になってるよkao12.gif

http://www.cbc.ca/news/canada/ottawa/ottawa-gatineau-flood-victims-photos-1.4104897

昨日今日でやっと峠は超えた模様なんだけど、河川の水量と水位が元に戻るまでにはまだ1-2週間はかかる様子。

丁度、急速な雪解けのタイミングと集中豪雨が重なって河川が大氾濫。

特に首都のオタワからモントリオールまでの一帯では、非常事態宣言を出す自治体があったり、カナダ軍兵士が大勢派遣されたりと結構な被害が出てるよ。

幸いな事に私たちが住んでるところでは一切被害はないんだけど、川沿いやその近くのお家ではベースメント(地下)に浸水してるところも結構あるみたいで、みんな砂袋を積み上げてとにかく家の中に水が入って来るのを阻止しようと必死。浸水状態があまりにひどくて救いようのないお宅だともう諦めて避難してる人も。。。

更に悪夢なのが、フラッドプレインっていう氾濫原の地域に住んでいる人は、洪水による水害の保険に入ってないお家が沢山あるから(洪水のリスクが高すぎて保険自体に加入できなかったり、入れても保険料が高すぎてとてもじゃないけど一般家庭が支払える金額ではなかったり)その人達は一体どうなるんだろう・・・って。カナダ政府からの自然災害助成金も恐らくそんなには出ないだろうし、ローンが残ってるお家だったらって考えると本当に胸が痛む。

こういうことが起こるたびに『これってただの不運な天災なのか・・それとも元を辿れば人災なのか・・』って色々考えさせられる、、うちではGlobal Warming(地球温暖化)の事をGlobal Weirding (地球異様化)って呼んでるんだけど、これからは今までは考えられなかったような自然災害が色々起きるんだろうねといつも話してるよ。

さて、洪水の話はここら辺にして・・・

まずは種植え後の経過報告〜futaba.gif

ちょっとまだ発芽してないものや植え直さないといけないのが幾つかあるんだけど、お豆系を中心にすくすく育ってるよ〜♡

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土の表面が少し白いカビっぽくなっちゃったものはシナモンを振りかけてとりあえず対処。このカビが、我ら素人ファーマーには一番厄介なのだぁ〜kya-.gif水の調整がなかなか難しい〜

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あ、そうそう!

実は先週の木曜日に迷い犬を保護して大変だったのー。見よこの可愛い子ちゃんdown.gif

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ボーダーコリーの女の子♡とりあえず家に連れて帰ってご飯でもあげようと呼ぶものの不安がってついてこなかったから、抱っこしてバギーに乗せて運転して帰ろうとしたら、最初は一瞬こわばってたものの30秒後には風を切って気持ち良さそう〜にしてた(笑)

地域周辺のいくつかの動物愛護団体にこの子の情報を写真付きでメールしたら、そのうちの一つからすぐに返信があって、そこのFacebookページで最近この子と全く同じ犬を探してる人がいた!と気づいてくれて、投稿者と連絡をとって色々確認したらやっぱり飼い主さんだったー(涙)

森で散歩中に飼い主さんともう1匹の犬とはぐれたらしく、約4日間雨の森を彷徨っていたみたい。こんな森で迷子になったら本当に怖いよ。。。狼とかコヨーテもいるしね。。。

しかもこの子、最近4匹の子犬を産んだばかりでまだお乳をやっているお母さん犬だった〜!そりゃ早く帰ってあげなきゃね。

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夕方、仕事を終えた飼い主さんが迎えに来てくれて一件落着。

実は最悪飼い主さんが見つからなかった時のことも考えて、その場合はうちで飼うんだ!って覚悟してもう名前も考えてたから(未知なところから来たミチちゃん♡)最後しら〜っと飼い主さんの車に飛び乗る姿を見るのは少し寂しかったなぁ(涙)

ちなみに本名はマドマゼルだったと言う(笑)

しかもフランス語しか通じないと言うオチ付き(爆笑)

Au revoir, Mademoiselle〜

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〜カナダの大自然に包まれて〜vol.2

Hey guys♡

ついこないだ最初のブログ投稿したと思っていたら、早いものでもう2週間経っちゃった!!kao-a17.gif いゃ〜最近はなぜか時間が毎日をすり抜けて行くような気がするのは気のせいかな・・・f01.gif

日本のみんなのインスタ投稿で今年も綺麗な桜を楽しませてもらったよ!トロントに住んでた頃は、ハイパークっていう大きな公園に桜の木があるよっていつも聞いてたけど、結局一度も見に行くこともなかったから、もう10何年くらい生で桜を見た記憶がない私。久しぶりに見たくなっちった〜kao21.gif

お花見っていうのもすごく日本人的で、ばーっと咲いてばーっと散って行く桜をみんなで愛でるというのは、「万事移りゆくものにこそ美しさを感じる」という日本人独特の美意識「無常観」なんだね。こいうのって教えられて得られる感覚ではないから不思議だなぁと思う。逆に永遠なるものを追求してそこに美を感じ取るのが西洋人的らしいよ。

さて新年度が4月から始まる日本では色んな事がめまぐるしく変化するこの時期、体調を壊したりしてないかな?すでにクーラーが要りそうなくらい暑い日もあるって聞いてるけど、朝と夜の気温差で風邪なんかひかないようにくれぐれも気をつけてね。

ちなみにakanismが住んでるこの地域は、この2週間でグッと気温が上がって日中に零下になる日はもうなくなったよ!そのお陰で昨日お家の前の湖も氷が完全に溶けてOPEN〜kao-a18.gif1ヶ月くらい前までは、歩いてもスノーモービルで思いっきり走っても割れないくらい分厚〜い氷が張ってたのに溶け出すと早いからビックリ。

昨日の朝↓ あともうちょっとっていうところ・・・

Before

昨日の夕方↓ タダーン!溶けたでごじゃりますぅーーーkao22.gifup.gifup.gifup.gif

after

ということでメープルシロップも先週で終了したから、次は早速畑(称してDakane Garden)の野菜の下準備に移行。うちらのゴールは『出来る範囲での自給自足』だから、短い栽培期間の間に毎年色んな野菜を育ててるよ。

まずはお家の中の日当たりのいい場所に簡易用のミニグリーンハウスを組み立て。←彩花苑のインスタページの早送りビデオにあったあの作業。

次に何の野菜を育てたいかを相談して決める。最初は興味本位で変った野菜とか育ててみたりしてたけど、結局のところうまく育たなかったり出来てもどうしていいかわらず終いで、最近はもうベタでほぼ確実なものしか選ばなくなったボクら(笑)

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これ何の種だったかなぁ・・・名無しのごんべえで袋に入ってたから判らない、、多分レタスとかそんな感じだろうな、、、

 

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次に種まき用の土(Seedling soilっていう栄養の沢山入った真っ黒な土)を準備したら早速、種を植えていくよ。

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このひとつひとつの小さな種の中にもの凄い量の情報が詰まっていて、ある意味自分たちの未来が詰まってるんだな・・・っていつもこの時期にしみじみ思う。だって小さな種から芽が出て苗になって大きくなって実がなってまたそこから種が出来てって繰り返すのか・・って考えるとなんか浪漫チックじゃない?♡私はもしこの世が大混乱に陥った時のことを想定して、出来るだけ色んな種類の(でもこの気候ゾーンで育つ事の出来る種類のね。でもGMO種はノー・・)食べ物の種を持っていたい(笑)←笑ってるけど本気だよ笑。

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根菜系やリーフ系の種は、直接地面にスジまきして間引きしないといけないからもう少し暖かくなってからっと。

そして大事な作業がレーベリング。どの入れ物に何をいくつ植えたかを書いておくよ。たんま〜に調子に乗って次々植えてたら、どれがどれだか判らなくなって困るというパターン。ある程度大きくなって葉っぱなんかを見るまで判らないから、水やりながら「んんん〜??」って毎日首傾げて当てっこしたりなんてことも。

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最後はグリーンハウスに入れてあげてお水をやったら完成〜

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ここで約1ヶ月程大事に育ててから、外の畑に苗を植え替える作業をするよ。

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まあでもこうやって手や爪の中が真っ黒になりながらも土をいじるっていうことは気持ちがいいな〜っ。便利さ、綺麗さ、速さなんかをを追求した都会の生活では少し忘れてしまいがちな人間活動の本質的な部分。「土に還る」っていうこと。

ある日衝撃的だったのは、とある小学生に「ブロッコリーってどんな風にできるのか知ってる?」って聞いた時に、その子の答えが「スーパーマーケットから来るんでしょ?」だったこと。自分の食べるものに興味をもったり食物と自分との関係を知ることって本当に大切だと思った。そこから繋がる自分の健康や環境に対する知識や責任って、生きていく上で自分の人生を更に充実してくれる要素なんだろなって。

最後はちょっと真面目な話になっちゃったけど、今日はここまで!

Thanks for reading this blog and I’ll talk to you guys in a couple of weeks!

xo,

akanism

P.S. 今週もメープル商品の紹介だよ♡

春の到来と共に冬季限定だったチョコ味の「夢バウム」が終了し、メープル味に変わったよ〜♡

メープルの風味豊かできめ細かな口どけの良い彩花苑のバウムクーヘンを是非一度食べてみてね♫自社工場で職人さんがいつも一層一層丁寧に焼いてるよ。

日持ちも常温で約2週間だから贈り物にも最適。5個入りからのお箱詰めが可能です。

https://www.saikaen.jp/shop/products/list.php?category_id=28

夢バウム_メープル_3

 

~カナダの大自然に包まれて~vol.1

はじめまして!

今日からここ彩花苑『夢ブログ』のコーナーで定期的にブログを書かせてもらうことになったカナダ在住のakanism(アカニズム)です。

そもそもなんでカナダ在住の日本人が和菓子屋さんのでブログを書くの??と不思議に思っている人もいるはず・・・

実は彩花苑は私の実家が経営するお店なんです。

まあ繋がりはそれだけ(笑)

しかーし!

だからこそ、恐らく今こうしてあなたにこのブログを読んで頂いているのであって・・・。

色々なご縁に日々感謝です。

そして今後とも遠くから温かく見守って頂ければ嬉しく思います。

さて、カナダに渡ってかれこれ十何年・・・

大好きな日本という土地で、四季の移ろいや情緒を五感いっぱいに感じて生まれ育ってきた私が、カナダという異国の地で、しかも超ど田舎で、奮闘しながらも自然の恵みを全身に浴びて生かされている事の喜びを是非皆さんとシェア出来ればと思いこのブログを始めることにしました。

これからは季節ごとのカナダ田舎生活の様子やライフスタイルなどを中心にご紹介していこうと思いますのでどうぞお楽しみに!

尚、このブログは隔週の水曜日にアップ予定です。

更新の際は必ず彩花苑の公式インスタグラムとFacebookページでもお知らせをするので是非フォローをお願いします♡

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ということで、まずは簡単に自己紹介を。

1984年生まれ。
蟹座の女(でも多分前世は獅子座の男)。
O型(基本は何事も大雑把だがA型とのハーフな故、変なとこだけきっちりしている)。
生まれも育ちも尼崎、生粋の尼っ子te02.gif
2003年に渡加(若かれし頃はトロントで自称シティーガールとして9年間を過ごし、その後今住んでいる田舎に移り住み2017年現在、森での隠居生活5年目。できる範囲での自給自足に取り組んでいる)

 

【家族構成】

わたし、パートナー、犬2匹、猫2匹、ミツバチ約12万匹(できれば来年には卵と鶏肉のためのニワトリを飼う予定~♡)

 

【住んでいるエリア】

カナダ・ケベック州・ガティノー川流域の小さな田舎町。首都オタワから車で北へ時速100キロで飛ばして1時間ちょっと。森の中の小さな湖畔に立つのがおうち。周りにはシカ、クマ、ヤマアラシ、七面鳥、コヨーテやオオカミ(滅多にお目にはかかれないけど・・)、ビーバー、色んな種類の鳥などなど、ここには書ききれないほどの動物たちに囲まれて暮らす。

 

【趣味・興味のあること】

●読書 ●おうちヨガ・ピラテス ●ワイルドベリー狩り(夏は取り憑かれたように毎日取りに行くよ)●野菜を育てること ●海と海洋生物 ●サーフィン(ここでは勿論できないよ涙)●SUP ●養蜂 ●映画の鑑賞(ドキュメンタリー好き) ●星空観察 ●キャンプファイアー ●ウクレレを弾きながら懐メロを歌うこと ●お酒(焼酎とウォッカは苦手)●きのこ狩り(うちの周りは毒キノコが多いけどね)●お料理と保存食作り ●動物(でもベジタリアンではないよ♡)●歴史 ●日曜大工 ●詩を書くこと ●お香 ●タイニーハウス(小さな動く家を建設中)

 

自己紹介はこの辺にして、、、

そろそろ本日の本題に入っていきましょ~う。

まず、カナダと聞いてまず思い浮かぶのは???

そう!

『メープルシロップ』

ってカナダはそれしかないんかいっ!と言うくらいベタな答えだけど(苦笑)

メープルシロップとは砂糖カエデの樹液を煮詰めただけの自然の甘味料。

普通は保存料や添加物など一切なし!

大地の栄養を含んだ雪解け水を吸収した木の樹液だから、カルシウム、マグネシウム、たんぱく質、亜鉛、カリウムなどミネラルがバランスよく豊富に含まれていて栄養価もかなりグッド。

昔々からカナダの原住民(砂糖カエデの樹液が取れる地域に住んでいた種族)の人達が厳しい冬を越すための貴重なエネルギー源として作っていたメープルシロップなんだけど、それをカナダに最初に入ってきたヨーロッパ人であるフランス人が教わって、後にカナダに広がっていったんだって。

実はここカナダ・ケベック州は最大のメープルシロップの生産地で、世界の80%以上を供給してるよ!

で、まさに今、日中と夜間の寒暖の差が最も大きくなるこの時期は雪解けが本格的に始まっていて、akanismファミリーもメープルシロップ作りの真っ只中!

うちでは「数年に一回だけ」春の風物詩としてこのメープルシロップ作りをしていて(こんな大変なこと正直毎年やってられない・・・苦笑)、今年は豊作の予感だったから、カエデの木を多めにタッピング(木にドリルで穴を開けてタップの穴に樹液採り出し口として栓タップを差し込む作業)しといたんだけど・・・

ジャックポッーーート!!!

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すごい勢いで樹液が出るわ出るわ

樹液って言っても見た目は無色透明で、テクスチャーはサラサラ。要するに、味だけほんの~り甘いかな?って感じるようなお水。

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自然の恵みを一滴も無駄にしたくない我らは、ほぼ一日おきで森へ入って、まだ地面に残っている深い雪に足を取られてグダグダになりながら、タップからでた樹液を受け取った重いバケツをせっせと運んで樹液集めをしてるよ。

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採取した樹液は何日も置いておけないから、出来るだけ早く煮詰め作業に入るんだけど、これまた時間と労力がかかる~。

まずお家の外にセットアップしてある薪ストーブの上に平らなトレイ(表面積を大きくして蒸発のスピードを早めるためね)を置いてそこに樹液を入れる。

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そのストーブにコンスタントに薪をバンバン入れて燃やしていくと、トレイの中の樹液もどんどん蒸発していくからそこにまた樹液を足しては煮詰めるを朝から晩まで繰り返すよ。ちょっと油断して樹液を足すのを忘れたりすると煮詰まりすぎてトフィー(キャラメルみたいなもの)になったり、下手すると丸焦げになったりするので要注意!

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↓↓↓ちなみに今年は既にでトレイ3つ分焦がしてまーす↓↓↓

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正直この退屈で根気のいる作業、自分たちだけではやってられなから、make a party out of it!ってことで、週末には仲良しのお友達や親戚を誘って『メープル・マッドネス〜』と称したパーティーをホストして、樹液のバケツを運ぶ作業を一緒に手伝ってもらったり、交代で火の番をしてもらったりしながら、外の薪ストーブの前にみんなで椅子を並べてキャンプファイアー感覚で楽しんだりもしてるよ。

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で、最終的に糖度が66%くらいになった時点で火から上げて、

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不純物を取り除くために漉して、

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空き瓶なんかに詰めていって完成~っという流れだよ。

樹液に対するシロップの割合は40:1。だから1リットルのメープルシロップを作るのに40リットルの樹液を集めて、それが1リットルになるまで煮詰めるんだよ。ちなみに白樺の樹液だと60:1だから更に大変!

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うちは一回の回収で約300リットルの樹液が集まるから、7リットルくらい出来るんだけど、家族や友達にホイホイあげてる間に、気づいたら自分たちの取り分が少なくなっちゃって、結局じゃあもっと作ろうかぁ~の繰り返しで、上に書いた作業を樹液が出てる間は何度か繰り返すって言うパターンなり(苦笑)

でもやっぱり自分たちで心を込めて作ったメープルシロップって、周りの大切な人達と分かち合ってこそ価値があるのかな~なんて思います。喜びというのは分かちあえば何倍にもなるからね。

まあでももう現時点でこの作業3回繰り返してるから、もうそろそろ片付けようか~ってな雰囲気になってます(笑)

と言うことで、今回はまさに「THE カナダ」な自家製メープルシロップ作りについてご紹介しました。

長~い寒~い冬にやっと終わりがきたので(嬉涙)、これから春・夏に向けて本当に楽しいことがいっぱい待ってるよ♡♡♡

次回の更新もどうぞお楽しみに!

I’ll catch you guys in a couple of weeks!

xoxo,

akanism

P.S.

カナダ産メープルシュガーを使用した彩花苑のオリジナル『夢ラスク』。

ひとくち目からメープルシュガーと芳醇なバターの香りがお口の中に広がるよ!サクサクの食感がたまらない〜やめられない止まらない〜♪日持ちもするし軽いしお使い物にもすごく便利。

是非一度食べてみてね!

彩花苑HPから購入可♡

www.saikaen.jp

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